任意整理と個人再生の違い

任意整理と個人再生の違い

〇任意整理と個人再生の効果の違い

 

任意整理も個人再生も債務整理の手続きです。

任意整理と個人再生はどちらも借金を減額することができるという点が共通しています。

 

任意整理は利息制限法に基づいて金利の引き直し計算を行い、借金を減額して新しい返済計画を立てるというものです。

なお、任意整理では原則的に減額後の利息はゼロになります。

任意整理は債務者の支払い能力に関係なく、払い過ぎていた利息を元金に組み入れて計算をすることにより、借金を減額させるという手続です。

 

個人再生は利息制限法に基づいて金利の引き直し計算を行い、その引き直し計算に基づく金額から更に5分の1から8分の1ほどまで借金をカットするというものです。

個人再生は支払不能にこそなっていないものの、このままの生活を続けるといずれ破産することが明らかという状態の方を対象とした救済制度であり、そのため、大幅な借金の減額が可能となっています。

 

任意整理と個人再生の手続きの違い

 

任意整理は弁護士か司法書士が債務者に代わり、債権者と交渉をして新しい返済計画を立てるといった手続きを取ります。

 

一方、個人再生は裁判所に申し立てを行い、再生計画案を策定して提出し、裁判所から再生計画が認可されればそれに従って支払いをすることができるという手続になります。

任意整理には裁判所は関わりませんが、個人再生は裁判所が関わる裁判手続です。

任意整理と比べると柔軟性では劣りますが、個人再生の決定は裁判所の決定なので強い強制力があります。

 

個人再生は裁判手続であり、手続きを開始するためには厳格な法律要件を満たしていることが条件となります。

しかし、任意整理の手続きは弁護士や司法書士に依頼すれば基本的にどのような債務者でも開始することができます。

 

任意整理と個人再生では借金の減額という観点からすると個人再生が有利ですが、そのためには厳格な法律要件を満たし、複雑な手続きを踏む必要があります。

利用のしやすさで優れるのは任意整理であり、実際、債務整理でもっとも多く利用されているのは任意整理です。

 

本来ないお金を手に入れられる安易さから借金を繰り返し、ついに返済困難になってしまう事があります。本当に返済が不可能になれば、破産の手続きをすることがありますが、破産という言葉にはネガティブなイメージを持つ人が多いものです。それは、「破産=金銭管理は出来ていない=だらしがない」とか、「葉さん=借金を返済しない」という認識から無責任さを感じることに起因するものと思われます。しかしこれらは間違った認識です。破産は借金に苦しむ人を救う手段の一つと考えるべきです。

また、借金の返済が困難になったからと言って、破産以外に道が残されていないかと言えば、そんなことはありません。例えば「家を手放したくない」、「利息は払えないが、借りたお金だけならば何とか返せそうである」という場合は、破産以外にも解決方法があるのです。債務整理とはネガティブなものではなく、「借金を法的に見直し、無理のない生活を送る」という、いわば借金で困った人の再出発を法的に補助する手段なのです。


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